木育とは

「木育」は、木材と森林に触れることを通して豊かな感性を育むこと、
次に木材や森林の置かれている現状、材料としての木材の特徴や利用の意義、
森林の価値などを環境・経済・文化・社会的な視点から正しく知ることを通して、
子どもから大人までの全ての人がそれぞれの立場で木材·森林との関わりを考え、
その結果として木材・森林を活かすことのできる人を育てる教育活動です。

「木育」について

生活スタイルの変化から、日々の暮らしの中で木のぬくもりに触れる機会は近年減少じ続けています。
日用品もプラスチックや石油由来の素材をした製品が中心で、木材から作られたものは多くありません。

しかし、豊かな森林や山野を有する日本において、
古くから木材は大切にされ、暮らしや文化・伝統を大きく形づくってきました。

その価値がいま改めて、見直されてきているのです。

木のぬくもりに触れる体験は、単に木材への知識を深めるだけでなく、豊かなこころや感性をはぐくむきっかけになります。

全国各地で地方自治体・木材産業団体・大学研究機関など関係各所が連携して、木材の良さへの理解を深め、木材利用の促進を目的にさまざまなイベントや活動を行っています。

木に触れ、木を利用して創造し、森づくりに貢献できる人材を多く育むこと。

対象は子供から高齢者までと幅広く、生涯にわたる活動と捉えられています。

わたしたち木育普及委員会も、木材を使った豊かな暮らしづくりの一助となるよう、日々活動しています。